シリーズ「宮古島の自然と昆虫」その10 ~チョウ編 vol.2~
宮古島の至る所に飛んでるのは、シロオビアゲハ(Papilio polytes)だ。森の中、草地、宅地、どこでも姿を見る。シロオビアゲハは、他のアゲハチョウ科に比べると小さく、黒い翅に後翅の白い斑点がよく目立つ。年に5~6回発生する多化性であり、幼虫はシークヮーサーなどのミカン科を食草としているので、数が多いのであろう。
次によく見るアゲハチョウ科のチョウはアオスジアゲハ(Graphium sarpedon)である。こちらも年に3~4回発生する多化性であり、幼虫はクスノキ科の植物を食べているが、宮古島ではクスノキは少なく、同科のタブノキを食べているようである。

シロオビアゲハ
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 1000(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.09)

シロオビアゲハ
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 1000(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.09)

アオスジアゲハ
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 800(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.09)

アオスジアゲハ
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 1250(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.09)
