5月2日と3日。前日の夕方から出発し、新しい相棒との初の大遠征。東京~和歌山県の最南端~長野県白馬村~東京という 1,373kmの旅である。
和歌山行きは、昨年の11月に計画していたのだが、前の相棒の具合が悪かったために、このGWに変更していた。目的は、未見未撮影のチョウ3種類を撮ることである。結果は、片道8時間かけて行ったものの、和歌山は季節の進みが早く、2種(春型)はすでに時期が遅く1頭も見ることができなかった。ただ、何ヶ所か廻ってポイントになろう場所を見つけ、ロケハンは十分だ。今年の11月に秋型を撮るべく再挑戦したい。
もう1種は、飛んでいるのを何頭か目撃したが、証拠すら撮れずに岬の照葉樹林に消えて行った。こちらは、秋にはいないので、また来年。
2日の13時に和歌山を出発して、長野県白馬村へ。桜とチョウを目的としたが、今年は雪が多く、森の中にはまだ残雪があったためチョウは断念。2日の夜と3日の朝に桜を撮って帰路に就いた。昆虫写真は、いつになったら幕が上がるのか?
さて、掲載の写真は、和歌山県串本町にある「橋杭岩」というもの。橋杭岩は、1500万年前の火成活動により、泥岩層の間に流紋岩が貫入したものと言われ、大小約40の岩が南西一列におよそ850メートルもの長きにわたって連続してそそり立っている。国の名勝天然記念物に指定され、また日本の朝日百選の認定も受けている。大勢のカメラマンに混じって、私のスマートフォンでどの程度撮れるのか試してみた。和歌山まで行ってきたという証拠の観光写真には、十分な画質である。生まれて初めての和歌山。海が美しく、岬は絶景の連続だ。もっとスマートフォンで記念撮影すれば良かった。これからは活用しよう。

橋杭岩
スマートフォンで撮影(和歌山県串本町 2015.5.2 朝)

橋杭岩
スマートフォンで撮影(和歌山県串本町 2015.5.2 朝)