前回の更新から一ヶ月以上が空いてしまった。シャッターを押したのも久しぶりである。しかしながら、これまでまったく出かけなかったわけではない。
3月に蓼科高原の霧氷を撮影した翌週は、白樺高原に行っている。そこでは、目的であった場所の最上の霧氷風景を目前にしながら、濃霧でほとんど何も見えず、6時間もその場で待機するも霧が晴れずに断念した。これほど悔しい思いはかつてない。
次の週末は、6月にウラクロシジミを撮り直しするためのロケハンとして、生息地において食樹であるマンサクの植生調査に出かけた。黄色い花が咲く時期であれば、マンサクが見つけやすく、結果として期待できる場所を見つけることができた。
お次は、房総にチョウの探索に行くも出会えず、その後は、愛車の六カ月点検と夏用タイヤへの交換、家内の実家での昼食会、雨の週末・・・結局、4月半ばまで更新することができなかった。
季節は、冬から春へ。遅ればせながら、春の風景を撮りに行った。都心では、既に散ってしまった桜だが、山間部ではちょうど花盛り。まずは、桜からスタートしたい。
午前4時に起床し、多摩西部へと向かう。5時13分が日の出時刻だから、それまでには現地入りしたい。途中から見た山々には、夜半まで降っていた雨のお陰で靄がかかっており、期待に胸が躍る。現地に到着すると、想像以上の光景が目に飛び込んできた。
ヤマザクラは、ソメイヨシノやオオシマザクラ等に比べて質素だが、ミツバツツジの優しいピンクが色を添えた。また、朝日が当たると同時に靄がかかり、幻想的な風景が広がった瞬間であった。

ヤマザクラとミツバツツジ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/6秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.4.12 5:59)

ヤマザクラとミツバツツジ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/6秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.4.12 6:15)

ヤマザクラとミツバツツジ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.4.12 6:22)