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Channel: ホタルの独り言
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今熊山の春

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 今熊山は、東京都八王子市上川町にある標高505.7mの山である。安閑天皇妃の伝説から「よばわり(呼叫)の山」と言われ、また尋ね人や探し物に霊験があるとされており、江戸時代には、信者や参拝客で賑わっていたらしい。春には、山麓がおよそ1,500本のミツバツツジで覆われることでも有名だ。
 この今熊山の麓にある今熊神社へは、2012年4月に訪れ、「 ミツバツツジ」として掲載しているが、見直せば「行ってきました的な証拠写真」ばかり。今回は、絨毯のように広がるミツバツツジをどう撮れば良いのかじっくりと対峙しながら山麓を歩き回った。

 杉が中心の今熊山だが、山道を登ると、ほんの一角に芽生えたばかりの新緑が美しい落葉樹を見つけた。今回は、ミツバツツジを主役ではなく「背景の色彩」という脇役に徹してもらったが、結果的には、構図や絞り値等にもう一工夫必要な写真になってしまった。
 前回、前々回の記事に載せたヤマザクラの写真もこの地で撮影したものであるが、「自然との対話の大切さ」と「風景写真の難しさと楽しさ」を改めて感じた一時であった。

 昨年は、5月以降は昆虫ばかりで自然風景写真は秋まで撮らなかったが、今年は、今まで行ったことのない場所の新緑なども撮る計画だ。忙しい週末が続く。

IMG_3618.jpg

新緑とミツバツツジ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/13秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.4.12 6:07)


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