シリーズ 過去の未公開画像 その5
3時間半の睡眠で出勤したが、今日は早く帰宅できたのでブログを更新。
山水画の理論家である郭煕の山水訓「山笑ふ」「山滴る」「山粧ふ」をイメージする写真は、それぞれの季節に掲載したが、最後は「冬山惨淡而如睡」(冬山惨淡として眠るが如し)である。
「山眠る」に相応しい風景は、凛と静まり返った雪山が浮かぶが、私は以下の2つの写真を選んだ。奥多摩の深い谷を山霧が流れる風景である。静の山に動の霧を対比させることで、冬山の静まり返った様子が強く感じられた。またその光景を白黒で現像し、更にはフィルムエフェクト・ソフトを使って ILFORD PAN F PLUS 50 というモノクロフィルム調に仕上げたことで、山眠る絵が完成した。

奥多摩の冬山
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.4秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都西多摩郡奥多摩町)

奥多摩の冬山
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.3秒 ISO 100(撮影地:東京都西多摩郡奥多摩町)
