アマゴイルリトンボ(ペア)
アマゴイルリトンボ(Platycnemis echigoana)は、モノサシトンボ科グンバイトンボ属で、福島・山形・新潟・長野・青森の5県のみに分布し、生息地も極めて局所的というイトトンボで、環境省RDBに記載はないが、山形県・新潟県のRDBでは準絶滅危惧種、長野県のRDBでは絶滅危惧Ⅱ類として記載している。...
View Articleヒメシジミ(開翅)
ヒメシジミ(Plebejus sngus micrargus)は、北海道には、北海道亜種が広く分布し、本州と九州(九重高原のみ)には、本州・九州亜種が分布しているが、西に進むに従って山地性となり、分布は局所的である。環境省RDBには準絶滅危惧に、多くの都道府県のRDBに絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類として記載されている。東京都と神奈川県では絶滅としている。...
View Articleミヤマモンキチョウ
ミヤマモンキチョウ(Colias palaeno)は、浅間山系及び飛騨山脈の森林限界(1,800m)以上の高山帯にのみ生息するシロチョウ科の高山蝶で、 Colias palaeno aias(浅間山系亜種)と Colias palaeno sugitanii(飛騨山脈亜種)という2亜種に分類されている。...
View Articleスジボソヤマキチョウ(夏眠前)
スジボソヤマキチョウは、昨年9月に山梨県山中湖村で夏眠後の個体を、そして今年5月に長野県白馬村で越冬後の個体を撮影しているが、今回、羽化したばかりの夏眠前のスジボソヤマキチョウを撮影した。...
View Article山巡り日記(長編)
7月三連休の初日と2日目は、新穂高、乗鞍、白馬、八ヶ岳の山麓を巡り、3日目は、山麓ではなく、山梨県内の標高およそ1,700mの山頂まで登ってきた。山が好きなわけではなく、そこに生息する昆虫たちに出会うためである。...
View Article白馬のゼフィルス
ハヤシミドリシジミ(Favonius ultramarinus ultramarinus)は、シジミチョウ科オオミドリシジミ属(Favonius属)のゼフィルスで、昨年の東京都内にて、そのウルトラ・マリンブルーの翅表を撮影し、すでに「ハヤシミドリシジミ」として掲載いる。 オオミドリシジミ(Favonius...
View Articleアサマシジミ
アサマシジミ(Lycaeides subsolana)は、シジミチョウ科ヒメシジミ亜科(Polyommatinae)の属するチョウで、北海道と本州の関東、中部地方の中山帯の草原のみに分布し、ナンテンハギ、イワオオキなどのマメ科植物が食草であるが、生息地がたいへん局所的である上に、開発による生息地の破壊と生息地によって異なる班紋から採集者による乱獲が絶えず、各地で絶滅に瀕している。...
View Articleオオトラフトンボ
オオトラフトンボ(Epitheca bimaculata sibirica)は、エゾトンボ科の北方系トンボで、北海道と本州(長野県以北)に分布し、北海道や青森県等では、平地の池でも見られる。その他の地域では、標高の高い寒冷地の山岳地域の森林に囲まれた池に生息しているが、局所的で数も少ない。...
View Article夏草
8月のスタート。すっかり自然風景写真から遠のいてしまっている。上高地や新穂高などでは、スケールの大きな光景に感動したが、こういった風景は、中判カメラのリバーサル・フィルムでなければ表現できないだろう。ペンタックス645やハッセル・ブラッドが欲しいと思う瞬間であるが、なかなか踏み切れない。紅葉の写真あたりから、Canon EOS 3 で今のレンズ群を活かしながらフィルムで撮ってみようと思う。...
View Articleオオゴマシジミ
オオゴマシジミ(Maculinea arionides)は、シジミチョウ科ゴマシジミ属(Maculinea属)で、翅を広げた大きさが40mm前後もある大型のシジミチョウである。北海道渡島半島および本州東北~中部地方の高山に分布し、西限は飛騨山脈である。食草であるカメバヒキオコシ(オドリコソウ科)の群落が存在する落葉広葉樹林内の開けた草地や沢沿いの草地等に生息するが、生息地はたいへん局所的である。...
View Articleゴマシジミとワレモコウ
ゴマシジミとワレモコウ。狙いは、ゴマシジミの開翅だったのだが・・・ 16日(土)。本州付近に停滞する前線の影響で長野県下は一日雨という予報のため、松本市のゴマシジミを諦め、かろうじて天気の良さそうな山梨県の富士山麓にある草原にゴマシジミ探索に向かった。...
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