アイノミドリシジミ
アイノミドリシジミ(Chrysozephyrus brillantinus)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族(通称ゼフィルス)で、雄の翅表が金緑色に輝くメスアカミドリシジミ属(Chrysozephyrus)の一種である。ブナ科のミズナラを主にコナラやクヌギ、カシワを食樹としている。...
View Articleオオセイボウ
オオセイボウ(Stilbum cyanurum)は、セイボウ科に分類されるハチの仲間である。和名、大青蜂(オオセイボウ)にあるように、宝石の様に青く光り輝く美しいハチである。オオセイボウの生態は特殊で、スズバチ(トックリバチの仲間)が作った泥の巣の中に産卵し、スズバチの幼虫と、スズバチが運んでくるイモムシ等を食べて成長すると言われている。...
View Articleエゾミドリシジミ
エゾミドリシジミ(Favonius jezoensis)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族(通称ゼフィルス)で、オスの翅表が青緑に輝く一群であるオオミドリシジミ(Favonius)属に分類される。ブナ科のミズナラを主な食樹とし、形態もジョウザンミドリシジミと似ているが、本種の方が尾状突起が短く、また、オスの占有活動時間は午後14時頃から夕方であり、前種の午前7時~9時頃と大きく異なる。...
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21日。午前5時起床。気温15℃。寒い。しかも空一面雲!雲!雲!アイノミドリシジミは、晴れなければダメなのに・・・何とかしてくれ! 5時半から、前日に調査したポイントをくまなくまわるが、アイノミドリシジミの姿はない。空は相変わらずの曇り。挙句の果てに雨もポツポツと降り始める。今日こそは撮るとの意気込みが消えていく。とりあえず、占有活動時間の終了時刻である9時半まで待機することにした。...
View Articleキリシマミドリシジミ
キリシマミドリシジミ(Thermozephyrus ataxus)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族キリシマミドリシジミ属(Thermozephyrus属)で、関東では神奈川県、東海では静岡県に、近畿地方では鈴鹿山脈、そして四国・九州・屋久島に生息する暖帯・山地性ゼフィルスである。オスの翅表は、金緑色でクリソゼフィルスを凌ぐ輝きをもっている。...
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キリシマミドリシジミ(Thermozephyrus ataxus)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族キリシマミドリシジミ属(Thermozephyrus属)で、関東では神奈川県、東海では静岡県に、近畿地方では鈴鹿山脈、そして四国・九州・屋久島に生息する暖帯・山地性ゼフィルスである。オスの翅表は、エメラルドグリーンでクリソゼフィルスを凌ぐ輝きをもっている。...
View Articleミヤマサナエ(メス)
ミヤマサナエ(Anisogomphus maacki)は、サナエトンボ科のトンボで、幼虫は河川の中流から下流の流れの緩やかな砂泥のあるところに生息しているが、羽化後の未成熟時は、山地の標高の高い場所で過ごす。和名は、深山の尾根や山頂付近で成虫が見られることにちなんでいる。...
View Articleカオジロトンボ
カオジロトンボ(Leucorrhinia dubia orientalis)は、トンボ科カオジロトンボ属で、北海道から中部地方に分布する北方系のトンボだが、本州では、標高1,000~1,500m以上のモウセンゴケやミズゴケの生えた酸性度の高い高層湿原にある池のみというごく限られた環境に生息しており、また個体数も少ない。...
View Articleオオルリボシヤンマ(雌雄)
オオルリボシヤンマ(Aeshna nigroflava)は、ヤンマ科ルリボシヤンマ属で、平地から山地の植物の豊富な池沼に生息している。オオルリボシヤンマは、過去に何度も撮影しているが、今回、志賀高原の池において、雌雄が仲良く飛んでいる姿を収めたので紹介する。これは、オオルリボシヤンマのメスが産卵場所を探し、茂みに入って産卵する様子をホバリングしながら見守っているオスの姿である。...
View Article大沼池
大沼池は、志賀高原の標高1,694mに位置する水深26m、周囲5kmの湖で、志賀山から噴出した溶岩によって川がせき止められたことで形成された。湖水はpH4.4という強い酸性であるため、魚類は生息しない。深いコバルトブルーは、見る位置から何色にも色が変わって見える。大沼池には大蛇の伝説があり、現在も守り神として祀られている。...
View Articleヒメシロチョウ
ヒメシロチョウ(Leptidea amurensis)は、シロチョウ科に属するチョウで、モンシロチョウよりひと周り小さい。北海道、本州、九州の主として火山灰土質の地域に局地的に生息しているが、環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)...
View Articleジョウザンミドリシジミ(メス)
群馬県嬬恋村の鹿沢園地を散策している時、下草の上に止まっているゼフィルスがいた。8月中旬にゼフィルス?しばらくすると翅を開いた。どうやら ジョウザンミドリシジミのメスのようだ。周囲を見渡したが、他は全く見られない。シーズン最後に羽化した個体なのだろう。...
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