クロミドリシジミ
クロミドリシジミ(Favonius yuasai)は、ゼフィルスの1種。オスの翅表が青緑色となるFavonius属であるにも関わらず、クロミドリシジミの翅表は黒の縁取りと暗褐色のみで光沢は全くない。クヌギなどが食樹で、産地は局所的である。...
View Articleコヤマトンボ
コヤマトンボ(Macromia amphigena)は、初夏を代表するエゾトンボ科で黄色の縞模様を持つトンボ。同属のオオヤマトンボに似ているが、生息環境が全く異なっており、オオヤマトンボは平地の池などに生息し、コヤマトンボは、河川中流域に生息しており区別は容易である。...
View Articleクロマドボタルの変異
クロマドボタル(Pyrocoelia fumosa)は、ホタル科マドボタル属のホタルであるが、ゲンジボタルやヘイケボタルと違って、一生を雑木林などの陸地で生活するいわゆる陸生のホタルで、昼間活動し、夜間に発光することは珍しい。また、前胸部に2つの透き通った部分「窓」があり、マドボタル属の大きな形態的な特徴となっている。 クロマドボタルCanon EOS 7D / TAMRON SP...
View Articleマメコガネ
マメコガネ(Popillia japonica)鞘翅目コガネムシ科は、体長8mm-15mmほどで、小型のコガネムシである。日本全土に分布。成虫は夏から秋にかけて発生し、作物や園芸植物を食い荒らす害虫である。移入した北アメリカで大繁殖して"Japanese...
View Articleツノアオカメムシ
ツノアオカメムシ(Pentatoma japonica)半翅目カメムシ科の虫だ。私は、基本的にカメムシは好きではないのだが、このツノアオカメムシは、前胸背側角が幅広で尖っているのが特徴だが、何といってもメタリックな緑の輝きと、脚の赤褐色の対比が美しい。 ツノアオカメムシCanon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO絞り優先AE...
View Article初夏の里山の蝶
あちこちに出かけた時に撮影していた初夏の里山の蝶。当ブログには、数回登場している種類だが、撮影角度や個体の綺麗さ、或いは写真画質の良さからまとめて再掲載する。撮影場所は違うが、どのチョウも初夏の里山に見られるチョウだ。こうした様々なチョウが生息する環境こそ、生物多様性に富んだ生態系豊かな環境と言える。 キタテハ(Polygonia c-aureum)とテングチョウ(Libythea...
View Articleハヤシミドリシジミ
ハヤシミドリシジミ(Favonius ultramarinus ultramarinus)は、オオミドリシジミ属の山地性ゼフィルスで、食樹がカシワであるからカシワ林に生息する。和名は、チョウの研究者、林慶氏にちなむ。...
View Articleジョウザンミドリシジミ
ジョウザンミドリシジミ(Favonius taxila taxila)は、前記事のハヤシミドリシジミと同じオオミドリシジミ属の山地性ゼフィルスで、和名のジョウザン(定山)は、北海道の名勝地定山渓で最初に発見されたことにちなむ。ブナ科のミズナラやコナラ林に生息。...
View Articleウスイロオナガシジミ
3連休最後の「海の日」は、長野県松本市まで「ホタル観賞会」の講師として講演を行うために行ってきた。集まった子供たちに、写真をたくさん見てもらいながら、ホタルについて話したが、「百聞は一見に如かず」実際に見る方が勉強になるし、感動する。...
View Articleヒメシジミ(開翅)
今回も、福島県でヒメシジミを撮影した。ここでも、だいぶ翅が擦れているが、前回よりは綺麗だろうか。ヒメシジミは、かつて東京にも生息していたが、現在は絶滅している。 ヒメシジミCanon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 2500(撮影地:福島県南会津郡 2012.07.15)...
View Articleオオウラギンスジヒョウモン
オオウラギンスジヒョウモン(Argyronome ruslana)は、タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族に属するチョウで、低地~山地にかけての草原・高原帯に広く生息する。 私は、ヒョウモンチョウにはあまり縁が無く、写真を撮ることも少ないが、陣馬高原で一番目立っていたチョウを撮らないで帰るわけにはいかず、記念に3枚土産にした。 オオウラギンスジヒョウモンCanon EOS 7D /...
View Article高原より
7月21日、土曜日。今週、梅雨明けしたにも関わらず、曇り時々小雨、最高気温21℃。一昨日の35℃から比べれば過ごしやすいが、この天気では今日を含めて今後の予定をすべて変更せざるを得ない。家から外に出ることもなく、ゴロゴロ。体を休めるには良いが、精神的にはストレスが溜まってしまいそうだ。...
View Articleトウキョウヒメハンミョウ
トウキョウヒメハンミョウ(Cylindera kaleea yedoensis)は、タマムシと並んで日本で最も美しい甲虫と言われる ナミハンミョウの仲間だが、こちらは地味な暗銅色で、体長も小さく、8mm~10mmほどである。平地から低山地の林縁や都市公園、人家の庭などにも棲息しているが、私は初見、初撮影である。国内の分布はかなり局地的で、東京近郊と静岡、北九州のみで見られる。...
View Articleコオニヤンマ
コオニヤンマ(Sieboldius albardae)は、ヤンマ科でもオニヤンマ科でもない。同時掲載のウチワヤンマ(Sinictinogomphus clavatus)もヤンマ科ではない。コオニヤンマ属、ウチワヤンマ属という違いはあるが、どちらもサナエトンボ科のトンボである。...
View Article乗鞍岳と牛溜池
28日土曜日、午前1時に出発し再び南会津へ向かう。15日に撮影出来なかったゼフィルス、アイノミドリシジミを撮るためである。 午前4時半到着。早速、山を登り5時からポイントで待機。天気は良好。期待に胸が躍る・・・6時、6時半、7時、活動の開始時刻を過ぎても姿が見えない。前回、撮影したジョウザンミドリシジミもいない。どうやら、訪れた時期が遅かったようである。先週の雨を恨むばかりだ。...
View Articleジョウザンミドリシジミ(乗鞍)
ジョウザンミドリシジミは、南会津で初撮影したが、南会津では曇天のため翅表は落ち着いた色合いに写った。今回は、乗鞍高原。天気が良く光輝くマリンブルーの翅表が撮影できた。 乗鞍高原は何度か訪れているが、ゼフィルス探索は初めてである。勘を頼りに活動時刻前にロケハンをし、ポイントを決めて時間まで待機。...
View Articleテリハリと卍巴飛翔
あっという間に6月、7月と過ぎ、猛暑、酷暑の8月が始まった。8月は、昆虫の種類は以外と少ない。今月の撮影目標は、チョウが2種類、トンボが2種類だけである。4種類とも昨年は撮れなかった難易度の高いものだが、何とか成功させたい。...
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